マンガノゲンバ

高校生クイズにモヤッとしたので(笑)、夜更かししてみると面白い番組が。

NHK-BS2で放送しているらしい番組「マンガノゲンバ」。司会は天野っち。スタジオには楳図かずお先生も。

冒頭見逃しましたが、漫画「おろち」を紹介中。あーおろち怖いー。お姉ちゃんが妹の髪の毛引きずり回して…ああひどいよー。18歳の誕生日を迎える前に自ら顔を醜くするお姉ちゃん。でも実は…。きゃー!オチ知ってても怖いー。幽霊とかそういうものじゃないんですよね。人間の心の恐怖というか。

赤白ボーダーシャツで語る楳図先生。天野っちのグワシTシャツ(笑)なのに先生の解説が素晴らしすぎて怖いです。家がどうとかそんなイメージがあったけど、楳図ワールドにハマりそう。
スリラーやホラーと違う、「恐怖」のジャンルを作りたかったそうで。大きく分けると一緒だけど、細かく分けると全く違う。楳図ワールドの「恐怖」の要素は3つ。閉鎖感、黒、口。「閉鎖感」あぁなるほど、確かに砂漠の真ん中でホラーは生まれない。だから作品には家が登場することが多い。「黒」の怖さはそこに何があるか分からないこと。山の中で恐怖を感じるのは、何もない黒だからじゃなく、色んなものに見られている気がする黒だからか。下からのアングルも怖いなあ。マジックでさらっと顔を描いてみる。黒は上にあるのと下にあるので、どっちが怖い?正解は上。見上げると太陽があるから、上が黒だと怖さを感じる論。マジックで上に黒をつけたし。おお怖い。カメラマンさんも思わず「おー」(笑)「口」ぎゃー!(笑)何この絵!こわいよ。奥歯までしっかりと…。
まことちゃん」。出たグワシ(笑)おろちとテンションが変わらない楳図先生。「ギャグと恐怖は表裏一体」。名前は知ってるけど読んだことがないんだよなあ。でも紹介見てものすごく読みたくなりました。ガーン!(笑)ヒー!(笑)ふっつーにギャグ漫画なんだねえ。
「14歳」。何だろう、ジャンルはSFかなあ?壮大すぎますよね。未来、宇宙、人間、動物、植物…。主人公(?)は鶏だもんなあ。キチン・ジョージのネーミングの由来、「吉祥寺」って(笑)ただこれを20年くらい前に描いてるからすごいよなあ。本当に昔読んだときの衝撃はすごかった。


おろち 1 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)

おろち 1 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)

まことちゃん (1) (小学館文庫)

まことちゃん (1) (小学館文庫)

漂流教室 (1) (小学館文庫)

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14歳 (1) (小学館文庫)

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