全国漫才ライブツアー「業」in栃木

ここから先はライブ内容に触れます。





















会場はもしかしたら関東で一番?狭かった気が。自分は初の立ち見!になりました。結果今までで一番長い公演時間だったのでフラフラに(笑)
やはり関東。栃木から来た人がそんなに多くもなく、「だよなー」的な表情の二人。リピーターの多さに喜びながらも複雑そうでした。うーんこればっかりはなかなかね。5回以上、10回以上、全部回ってる人も!
一番遠い人は北海道!交通費のことを考えてw北海道から来た人にだけ「Oポーズ」を集中的にサービスしまくる中田さん(笑)一連のくだりを見たことのあるお客さんも多いかと思いますがwそこはグッと堪えたらしい客席(笑)藤森さんの盛り上げ恒例のレトロな「イエーイ!」でピースした指をそれぞれ「藤森」「中田」と解説する中田さん(笑)

 
「業」2008の総決算!


開演17:45
オープニングトーク
1、ラップバトル+イケメン力士+ことわざ
〜ブリッジなし〜
2、カード一回払い+刑事
〜ブリッジ 2秒しりとり〜
・藤森ピンネタ エアーリスペクト
3、武蔵
〜ブリッジ 2秒しりとり〜
・中田ピンネタ YOSHIYASU
4、休日にデート+キャンプ
〜ブリッジ 山手線ゲーム かわいい女の子の名前〜
・藤森ピンネタ 表彰式
5、家を建てたい
〜ブリッジ 山手線ゲーム イケメンな男子の名前〜
・中田ピンネタ YOSHIYASU
6、プロポーズ+娘さんをください
〜ブリッジなし〜
7、合コン
エンディングトーク(及び質問タイム)
終演19:45
漫才は合わせ技でやれるだけやった90分、OPも少し長め、EDトークでは要望の多かったらしい質問コーナーが!30分はやっていたような。とにもかくにも、漫才もトークも内容盛り沢山で、大変濃い内容でした。特にトークは笑いと本音に溢れていた。


・ラップバトル+イケメン力士+ことわざ
 久々のラップバトルに驚き!前回の高知でもやっていたらしいですが、何となく「業」以前のイメージがあったのでおや?と思ったり。ラップバトルのくだりを言えてしまう(自分だけ?w)あたり相当やってきたネタだけにやり慣れた感もあって(それこそことわざは一番古いネタ?)オープニング向きかもしれません。「どうせ外で女でも作ってたんでしょ!」→「外でブラブラしてたんでしょ!」にいつの間にか変わっていた。ことわざは、顎のしゃくれたタカシちゃんの反撃を藤森さんが早々と止めていたw

・ブリッジなし
 次の漫才に入るとき、必ず一旦はけてブリッジが入って再び登場。が一旦はけてすぐに登場!もしやネタをたくさんやってくれるのか?とこの時点で高まる期待。

・カード一回払い+刑事
 まさかの合わせ技!中田「慎吾がかっこいいと思うことって何?」のくだりから入るカード一回払い。オチて終わるはずが、そのまま「中田さんがかっこいいと思うこと」から刑事ネタに。ある意味「才」的なちょいムリヤリな合わせ方。今日は長くなるぞ!と確信した瞬間でした。
 「一回払い」はそれぞれの実話ボケ→藤森「あれください」中田「あちらのまりもっこりですね」藤森「昔ホントにオレが彼女にあげたやつ!」、中田「10円ハゲ」「それオレの彼女じゃねーか!」と自分でボケて自分でツッコむ。にしてもだいぶスッキリしたなあ。藤森さんが暴れてオチに繋がるところもなくなっていた。「こっち来て」「レジお願いしまーす」
 「刑事」「お前がはんにーん♪ヘイヘイヘイ♪」「俺が犯人♪」とノリノリで踊るだけに終わらず、ついにはデタラメ英語で会話する二人(笑)いやいや何て?w間がなんて楽しいんだ!

・武蔵
 やっぱりいいなあ武蔵。「業」以前のネタはコント漫才、「業」以降はストレートな漫才タイプが多い気がする。
なかなか戦いに来ない中田さんに対して、「すぐ来て!」とツッコむ藤森さんの言葉通り、すぐ着く→斬る→帰る→ご飯食べる→寝る、が超早い中田さんの動き(笑)寝てんのw

・中田ピンネタ『YOSHIYASU』
 「あらびき団を見たという方?」で結構な人が手を挙げたので、今日は見ていない方のために(笑)なんとファイナルYOSHIYASU!
vsテトリスの長い棒で、エスケープした時の例えが「ストⅡのバルログの原理」に(笑)「ベガを使う奴は上級者!」「旧若島津くんの原理!」(笑)下半身が消えたYOSHIYASUに「ご飯が食べれないよー」(笑)

・休日にデート+キャンプ
 中田「休日があったら何がしたい?」から、藤森「デートがしたい」で富士急に行くのと、中田「キャンプをしたい」で始まる2ネタの合わせ技。
 「休日にデート」富士急に行ってからのくだりが結構変わっていたような。メリーゴーランド=馬に棒をブッ刺したやつ(笑)から、棒をブッ刺す仕草、刺される馬の動き、そのままメリーゴーランド工場の流れ(笑)できあがる馬たち怖いよw「回る馬を見て、馬刺しを食ってやる!」 本当に怖いお化け屋敷は、何も出てこないお化け屋敷。「何も出てこなかったねー」「え、中に従業員がたくさんいた?」
 「キャンプ」インドアなキャンプがしたい中田さん。「インドアにアウトドアのドアを開けよ!」ドアばっかり(笑)外に連れ出してレクチャーする藤森さん。山に行こう!「森林を伐採してできた道を通って…」。中田「何か聞こえる」藤森「小鳥のさえずりかな?」中田「ヴィンソソソ!」藤森「チェーンソー!」。キャンプといえばカレー。本格的にナンを作る中田さん(笑)

・藤森ピンネタ『表彰式』
 「あらびき団を見たという方ー?」「あ、出てないですねー」(笑)

・家を建てたい
 初見!藤森さんの夢は家を建てたい。全体的にですが、どうしても似たパターンのネタが多いのでイマイチ思い出せないことが。流れが淡々として、細かいボケの連続→キレイなオチ、のパターンが本当に多い気がする。続けて見るとよりそう思います。できれば強弱のあるボケツッコミが見たいなあなんて。キッチンはIHがいい藤森さん。「愛のないエッチ!」「私とのエッチは加熱するだけなのね!」。「俺は賃貸でいいよ。ホワイトハウスを」

・中田ピンネタ『YOSHIYASU』
 「YOSHIYASU」を一枚めくると、すでにvsトイレの絵が!「関山!!!」作家さんのミス(笑)「なぜこれだけやってきてこんなミスをする!!!」気を取り直そうと気合を入れる中田さん(笑)雑誌風YOSHIYASUを「最後だからね」と丁寧に説明。8月号(笑)DOLCE&YOSHIYASU(笑)「この辺から書くことなくなってきたな?」。vsふえるワカメ。自宅で戦うYOSHIYASU。結構いい家住んでる(笑)「改めて見ると窓が異常に少ない家だね」(笑)見納め!「YOSHIYASU is perfeck loser!」

・プロポーズ+娘さんをください
 したいこと→プロポーズ、その前にしなきゃいけないこと→彼女の両親へ挨拶、の合わせ技。
やっぱりプロポーズはこれくらいのスピードがいいなあ。娘さんを〜で、本当にしだした昔話で、最後に指でイチャイチャしだすところになぜか藤森さんも参戦(笑)

・合コン
 結構中身が変わっていました。最後に持ってきて詰めているあたり今年最後の勝負ネタ?待ち合わせがハチ公の上→109の9のところに。藤森「ズバーンときて!」中田「ズバーン!」藤森「痛い!」のやりとりが3回くらい。「ズーバズーバズバババババン!」をすかす中田さん(笑)


エンディングトーク
業ツアー全13ヶ所!とりあえず今年は今日が最後。やりきってくれました。来年からの予定がまだ分からないということで、かなりたっぷりやりました、と二人。
せっかくなので、アンケートでも要望の多かった質問コーナーを。自分は正直見るのと感想を書くのが精一杯で、要望を書いたことがなかったので、アンケートにはそういう活用方法もあるのかと(笑)

質問ある人?挙手制!
初めての雰囲気に客席が若干戸惑ってます。ただ一人目が挙げたあとはどんどん手が挙がってたなあ(笑)みんな色々と聞きたい感じ。ファンばっかりだから大丈夫だろうと思っていたけど、変な質問?とかなくて良かったよかった。


・客「中田さんになんですけど…」中田「何でしょう?」客「私服って洗ってるんですか?」wwwww一発目それwwwいや思ってましたけど(笑)だって本当に毎週着てるから!客席があんなに笑ってたってことは、みんなそう思ってたってことかw答え「洗ってますw」(笑)ただし着まわし!脱ぐ→洗濯乾燥をすます→着る、の繰り返し(笑)雑誌の「一週間着まわし」ができないらしい中田さん。AのTシャツとBのTシャツがあって、絶対どっちかがちょっと好きじゃん?で好きじゃないほうを着たら若干テンションが下がるわけでしょ?だから1着で着まわしたい(笑)の理由w

・無限大について
 客席のあー…という落胆感が。それなーと唸る二人。喋りますよ!と切り出した中田さん。せっかく今日はここに来てくれたし、ということで。無限大の今後について、それに関するオリラジのことについても色々と話してくれました。ここだけ話!貴重な話だよなあ。
流れで業ツアーについても。とりあえず来年の予定はまだ決まっていないそうで。色々と都合があるそう。会社とかね。まあそうだろうなー…とは思っていたものの、全くの未定で、あまりいい方向で話が進んでいないような雰囲気で話していたので、かなり寂しい気持ちに…。月に2ヶ所くらいのペースだったのが、月1とか3ヶ月に1回とかになるかも…とも言っていましたが、それはまだ分からない、ただ二人はずっと続けていきたかった!と強く言っていて、次があればもっとたくさん周りたい!という感じでした。(ここで言ったかな?)全国色々回ってきました。沖縄とかでもやったり。北海道に行ってないね、行きたいなあと言っていたのが羨ましー。

・藤森さんに。「色んな芸人さんがブログのコメント欄を閉鎖していますが、藤森さんは…?」。「絶対しない!」と即答!「今またすごいのよ!」また荒れてるらしい。理由「オレが臭い!」何ちゅー議論だそれ(笑)臭い臭くないの攻防がすごいらしいwせっかく普通のコメントもあるのにそれに埋もれてドンドン下にいっちゃう!と嘆いていました。ただ普通のコメントはしっかり読んでますからねーと。「慎吾くんはね臭くないですよ」と鼻をつまんで言う中田さん(笑)中田さん曰く「本当はいい匂い」だそうですw

・中田さんに。「小説を書いたり、ブログを更新したりしないんですか?」
 ここも真面目な話になっちゃうけど、と前置きして。文章を書くのも、絵を描くのも好きな中田さん。色々やりたいけれど、何か1つをやるとそれだけに没頭してしまう。ブログも、そこで長文を書いてしまうとそこに全部出してしまって、クリエイティビティな部分を使ってしまう。クリエイティビティな部分は漫才に使いたいと。だから絵を描くにしても、YOSHIYASUという笑いに繋がるものにしたそうで。漫才をきちんとしてから、40歳くらいになったら他のこともやってみたいなんてことも言ってました。
それとブログは、フィルターが無いのがどうも…というのが中田さんらしい。テレビや何やらは一度フィルターを通って発信されるけど、ブログは誰でもそのまま悪口でも何でも書けるのがなあ…と。告知とかのみになるかもしれませんが、とのことで。本当は慎吾みたいなブログが書きたい!とも言っていました。
あとビックリしたのが毒かなあ。結構特定されるような単語がズバズバ出てきてドキッ!としたり。「毒だけど」と前置きしながら言っていた内容は、そこも突っ込んで言うかあ!みたいな、すごい若いなあとも感じるし、笑いに対して熱いなあとも思ったし。まさにここだから言った感!

・コントはしないんですか?
 キングオブコントにも出たけれど。コントと漫才は全く違うと話す中田さん。コント、漫才、大喜利…と何でも完璧にできる芸人さんはいない。それはどんな天才でもそうだったと。この辺もかなりストレートに言っていましたが、コントにも漫才にもその分野を専門にやっている人たちがいて、例えばM-1にコントの人たちが出て漫才をしても、漫才のすごい面白いあの人たちがエンタでコントをしても、もちろん面白いけれど専門じゃないほうの大会で勝つことはできない、みたいなことかなあ。なかなか難しいな。好きだと色々書きたいけど書けないもどかしさが。
中田「オレらは学生時代に2人でずっと喋っていて、それがずっと続けられればいいね、のノリで始めたのがきっかけで。その延長で漫才という形を選んだから、それをやっていきたい」中田「漫才が好きだしね」
なんというか、拍手の中気持ちがふわふわっとしてしまった感じ。こういうこと言う人なんだよなあ。やっぱり肉食系だわあって感じです。現代的な?草食動物っぽい気もしていたけれど、全然違った。熱くて、うまく立ち回れないタイプで、きっと今はこういう形のものがしたいというものがあって、その理想だけが先回りしてるところがあるかもしれないけど、頭の中にはたくさんのものが詰め込んであって、それはまだまだ見せきれていないし、見せてもらってないんだろうな。早く漫才の形に反映してほしい気持ちはあるけれど、すごい先まで考えていて、笑いで埋めつくされていそうな一部が見えて良かった。

この辺(だったかな?)で「クリエイティビティ」を使う藤森さん(笑)中田さんが真面目に連発していたからだけど、突っ込みどころ!な単語だったよねw中田「え、どういう意味ですか?w」藤森「初めて聞いたわ!!!」w

・「解散とか絶対ないから!」と中田さん。
 むしろ急にそんなこと言われてビックリです!そんな流れだった?ずっと二人でやってくから、という話。藤森「ポイしないで〜」中田「古いwww」と爆笑してるし(笑)そう言いつつもう1回やらせてるw


エンディングトーク
栃木に来たの3回目?2回!と入る総ツッコミ。ホント地理に弱い中田さん。藤森さんは学生時代に何度か旅行で来たことがあるそう。日光、那須塩原、と温泉が多いし。温泉=猿が入ってるイメージ(笑)雑誌とかでね。中田「猿が頭にタオル乗っけて(ちょこん)」かわいいw温泉レポーターとお猿さんのミニコント(笑)猿の握力!襲う猿w


また次お会いしましょう!と去っていく二人。ああ行っちゃった…と思う間もなく、Tシャツ争奪戦が!中田さんデザインのTシャツ2種類が売られていましたが、早々に売り切れていました。買えてよかったー。というかデザインが!!!これかあああーー!!!という感じです。1枚2500円なのに2枚買うと5000円!なぜここでお得に!多分安くしなくても物販って買いそうな気もするから、少しでも稼いどけばいいのに…とどうでもいいことを思う(笑)それと来年あたりネット販売するかも?みたいな話をスタッフの方が軽くしていて、そこ詳しく知りたかったよ!と思いながらアンケートを書いていたのでした。


色々長々と書いてしまいました。正直ニュアンスや、言葉も若干違うかもしれません。本人たちに誤解を招くような内容であれば削除しますのでご指摘ください。
ライブを見たあとは、しばらく気持ちがふわふわしていました。不思議な感覚だったなあ。楽しくて寂しくて。人間って一度に色んな情報を詰め込まれたところに感情が高ぶると訳が分からなくなります。宇都宮の夜風は、冷たすぎるくらいでその時の自分には心地よかった。