遅刻とメールと天狗と二人

  • 12/17 2部 【オリラジトーク】オリラジ流、遅刻対策!


藤森「今ね、僕らいつぐらいからかな?3ヶ月くらい経つんですかね、コンビでね、遅刻をなくそうということで。毎日ね、家をそれぞれ出る前にメールをしてるんです、毎日」
中田「そう、慎吾からくるんだよな」
「僕がまあ」
「慎吾が『出るよ』って」
「そう、僕が『出るよ』って、であっちゃんから『分かった』というメールをやろうっていうルールにして、まぁ3ヶ月目くらいかな?」
「そうですね」
「やりだして。ほんとにもう遅刻もなくなるし、すごいいいシステムなんですけど」
「お互いになかったら連絡するからね」
「とりあえず僕から送るっていう、僕が勝手に自分でルール作って。僕があっちゃんに出る時に送るから、そん時にあっちゃん起きてたらすぐ返してと、いうルールなんですけど」
「うん」
「まあボク別になーんもね気にせずやってたんすけど」
「はい」
「気づいてます?」
「いや、何に?」
「僕がね最近それにちょっと寂しさを感じて、というのは最初2ヶ月ぐらい、僕が『今から出るね』『間に合うように来てね』とか文章送ると、まぁ『了解』って返ってくるわけですよ」
「うん、2文字ねw俺「り」ってやって下押すともう『了解』って出るから。正確には「り」しか打ってない」
「ま、別にいいよ最初は。それでもまぁまぁ大したやりとりでもないからと思ってたんですけど、やっぱ毎日することじゃないですか。やっぱりね、僕は文章変えたりするときもあるんですよ。基本は『出るよ』とか『出るね』なんですけど、『これから出る 何分後に着きます』とかね、ちょっと文章変えて、色々すごい工夫してやるんすけど、まー何百発打ったところで『了解』っていうね、返信しかこないんです!さすがに寂しくなってきたから『オレ今から出るね』と。で『今日も仕事がんばろう!』という内容を、恥ずかしいよ?そんなのまぁ入れないよ?」
「あれ、そんな回あったっけ?」
「ありますよ!思い切って勇気振り絞って、『今日もがんばろうぜ!』って入れたら、『了解』ってきて、でもすごいのが、そのあとに『!(ビックリマーク)』一本ついてたの!」
「ww」
「やった!!あっちゃんが成長してる!!」
「オレ一回だけ入れたな、ビックリマークな」
「『了解!』あーービックリ!!」
「あははははwそうオレ入れた入れたwあ、あれ良かったんだw」
「普通の人はそれをえーと思うかもしれないけど、僕にとってはもうこの上ない幸せだというね!」
「マジで?」
「いやだからね、そうそう一回さ、風邪ひいたときだ、メールしたときも、まぁ『了解』で返ってくるようなメールだったんですけど、その時に『了解 ありがとう』とか」
「あーー」
「入ってて、もう俺タクシーの中で「おおぉー!」いや、大事よ!そういうの!!マジで」
「いやー大事なんだろうな」
「結構あのー僕メール大事にしてるから」
「いやホントメールって俺もうさー、別に伝わりゃいいでしょみたいな感じだったんだけど、先輩にも注意されたもん」
「あ、そう」
「あのーキングコングの西野さん」
「よく飲んでるからね」
「飲みに行くんだけど、その、先輩命令だって言ってメールがきて、『お前はかわいこぶるのが苦手だから 必ずこれから俺にメールする時は 絵文字を入れろ』と」
「あーちょっとそういうところからもう直していこうじゃないかと」
「そうそう」
「いいいい」
「で、分かりましたっていって、一応絵文字をいれました」
「はいはい」
「その時にあ、絵文字とか入れるんだ、大事なんだっていうのは感じましたね」
「うわ大躍進じゃん、あっちゃん絵文字って!…え、でも俺まだ絵文字もらってないけど?w」
「え、だって命令きてないから」
「同期命令?」
「同期っていうか、相方でしょ?w」
「www」
「え何、慎吾くんは俺のことを10期生の同期と思ってんの?w」
「違う違う、先輩命令・後輩命令・同期かなと」
「相方ですよw」
「相方命令でいいのかwそらぁ相方命令ですよ、絵文字をしたまえですよ」
「ほんとに?」
「だってau同士ですから」
「俺ちょっと絵文字って迷うんだよね!あのさ、一般的なやつ使いたくないんだよ」
「どっち?顔文字?絵文字?」
「絵文字!あのさ丸いつるっつるの、スキンヘッドのやつが、わーうーやってるやつと、あとネコいるじゃん」
「スキンヘッド言うなw」
「スキンヘッドとネコじゃん」
「はいはい」
「基本は。その顔があんま、その顔ってどうなのっていうのがあって、違う顔のやつ使いたいのね」
「なるほどね」
「で、オレ好きなやつ、天狗が好き」
「天狗好きなんだ?」
「オレ天狗好きなの」
「それどういう時に使うの?」
「いや普通に。『ありがとう(天狗)」とか」
「感謝してんのか天狗なのか!へりくだれ、ありがとうの時は!」
「あと何があったかなー、あと眼鏡が好きね」
「え?」
「眼鏡の絵文字あんじゃん」
「何で?眼鏡かけてないのに」
「いやいや、何かかわいいじゃんあれ」
「眼鏡は何、どういう時に」
「いや、あれも普通に、『よろしく(眼鏡)』とか」
「一応さ、意味持った絵文字の使い方しないとw」


藤森「いいよやろう絵文字」
中田「絵文字?必ず入れるか」
「必ず入れることにしよう!」
「でもオレちょっと慎吾のへこんでる様子は分かったよ」
「なぜ分かっているのに直さない!」
「ww」
「なーぜーだー、それは気づけ、気づいてたなら」
「いやだってさ、最初は結構長いメールきてたのに、日が経つにつれて段々慎吾のメールどんどん短くなって…」
「了解しかこねーからだろうが!!!」
「段々『出るよ』とかだけになって」
「そう!結構考えてたの最初。たださ出るだけのメール、一体なんて送ればいいかなと思って」
「あー」
「オレは最初『出るよ』とかだけだったら素っ気ないしね、と思ったから『おはよう 何時にここだから何分前にいます』みたいなやつでやってたんだけど、段々向こうが『了解』『了解』だからそういう内容でいいんだ、じゃあ『出るよ』でいいやと思ってさ」
「あーなるほどね」
「オレ段々拗ねてきたの」
「拗ねてきちゃったんだ」
「うん」
「じゃあ俺が結構『昨日あれ良かったよ』みたいな、ちょっと褒めたり」
「そういうのとかでも全然違うんで」
「なるほどなー」


中田「オレ天狗が色んな顔してるやつ欲しいね」
藤森「w天狗が謝っててもそれ謝ってないからね!」
「あと河童と並べたい」
「好きなのねそういうw」
「好きなんだねーうん」
「天狗かーオレ見たことないな」
「天狗かわいいよめっちゃ。眼鏡かけられたりしたらいいよね」
「天狗に?」
「うん」
「眼鏡なんでそんな好きなの?」
「何かかわいいんだよなあの眼鏡、滝廉太郎のかけてたやつ」
「丸眼鏡ね」
「分かった、絵文字はちゃんと送る」
「送りましょ」
「あ、絵文字だけでもいいか?」
「分かんない内容が」
「了解の時は絵文字だけにする」
「了解は何で表すの?」
「了解だから天狗ですよ」
「ヤだ!それを言ってんだってオレは!!」
「え?」
「それを言ってんださっきから、何にも分かっちゃいねーなあっちゃん!!」
「いやいやいや、天狗ってのはそんななーヤな奴じゃないよ、いい奴だよあいつ」
「要するにオレは字数が少ないことに対して寂しさを覚えてるの!」
「あ、字数いっぱい打たなきゃダメ?」
「そう!そういうこと」
「え、了解で天狗じゃダメなの?」
「…ダメ!」
「マジで?」
「少なくとも俺が送った字数と同じ字数で返してきて、最低でも」
「字数で?w」
「字数制限を設けます、中田敦彦氏に!」
「うわーこの子めっちゃ疲れんじゃん。え、字数をしっかり合わせて返さなきゃダメなの?」
「やっぱり長いメールには長いメール、相場決まってますよそれは」
「あ、そう」
「そうでしょ」
「俺もう限りなく省きたくなっちゃうけどね」


そんな努力もしてたんだーという嬉しさと。こういうのがあるから楽しいんだと思います。