キングオブコント2008

テレビでコントを争うのは何て難しいんだろう。

どの組も面白かったのに、散々言われている審査方法にモヤッとしている一人ですが。自分が特に思い入れが強い組がここにいたら、間違いなく死にそうな気持ちで見ていたに違いない。と思わずにはいられませんでした。
1回目のM-1はどんな気持ちで見てたかなあ。思い出せないけど、やっぱり審査方法に納得はいっていなかったような気はする。これで改善されなかったら怖いなあ。
けれどどの組も真剣さは伝わってくるのに、いまいち緊張感が伝わってこないというか。テレビ的に。もっと過剰なまでに重い空気で審査員も緊張しているほうがいいなあと思うのは、M-1に毒されすぎているからでしょうか。
何にせよ、1組の芸人さんに思い入れが強すぎて、しかもその芸人のライブを見た次の日だったので、すっごい変な気持ちで見てしまった。どこが優勝してもおめでとう！と言いたいようなそんな気分。涙するバッファロー吾郎の二人も、悔しがるバナナマンの二人も、負けてしまったどの芸人さんも。誰だって真剣なんだと思ってしまう。
チョコレートプラネット頑張ってたなあ。紹介VTRであの踊り練習してる！とか、やっぱりこのネタできたか！とか。妙に爽やかだったな長田さん。チョコプラのコントでガンガン笑いが起きているのに、笑いながら感動してしまった。
危ないあぶない、こういうのは1組に思い入れが強すぎないほうがいいんだった。楽しかったよキングオブコント。私はもうM-1を単純に楽しめなくなってしまったので大変ですが、他のものはなるべく楽しみたいんだった。冷静に考えて新人演芸大賞にはコントのTHE GEESEもいるし、漫才ではナイツもいるし、優勝は難しいだろうなあと冷静に見れるのにそれ以上のことを願ってしまうし。M-1だって決勝なんかまだまだ遠いだろうなあとは思うのに、そんな夢も見てしまう。
次の「業」では、どんな顔をした彼らに会えるんだろう。